事業内容

弊社では大阪・東京・名古屋・九州・高松・中国(武漢)を拠点に、集合住宅、病院・福祉施設、ホテル、オフィス、商業施設、リゾート開発など広範囲にわたる建築設計・監理を行っています。

Work process

設計監理のクオリティを高い次元で実現するため、弊社では多くのミーティングやレビューを設け、経験値の違う社員同士が意見を交わす機会を設けています。この取り組みにより、デザイン性の向上を図り、設計上起こりうる問題を解決し、意匠・構造・設備の各設計者とのコミュニケーションを密にし、建築技術の高度化や法律の複雑化、環境基準のクリアなど、未然に解決することを目指します。
このフローはその流れを示しており、プロジェクトごとに実施しています(各事業所ごとに多少異なる部分があります)。

Step1

PSM開催

プロジェクトの初期段階で、方向性・プランニング・計画の魅力等を、幹部、経験豊富な社員、担当者がPSM(プロジェクトスタートミーティング)を開催し、意見交換を行います。初期段階でクライアントに設計者の考えをしっかり伝えることは非常に重要なステップであり、この会議がプロジェクトに大きな魅力を引き出すきっかけになる事を目指しています。

Step2

デザインレビュー、デザイン会議

プロジェクトごとに、場所の持つ特性、歴史、環境、法規等を調査し、コンセプト、プランの妥当性、デザインの方向性を幾度にもわたり、幹部、経験豊富な社員、担当者でディスカッションします。これを繰り返すことにより、魅力ある物件作品をクライアントに提案します。

Step3

実施設計キックオフ会議

基本設計が終了し、実施設計に入る段階で、意匠設計・構造設計・設備設計・品質管理の担当者が一堂に会し、幹部社員も同席の上で、会議を行います。法規等の再確認をした上で、各担当が設計方針を報告し合い、整合性かつ間違いのない設計を進めるための重要な会議として位置付けています。

Step4

確認申請確認会

確認申請提出前に、幹部社員と担当社員で申請書の内容に関して確認会を行います。書類内容の確認、建築基準法等関連法規の確認など、各行政による複雑な法解釈においても、間違いの起こらないように対策を講じています。

Step5

着工前会議

現場着工前に、設計担当者から監理担当者へ、申し送りの会議を行います。プロジェクトごとに敷地条件、設計方針、行政指導等が異なる為、重要なポイントをピックアップし、直接申し送りすることで、思い違い等起こらないよう対策を講じています。
また着工前会議の内容をもとに、着工会議にて施工者に設計意図および監理方針を伝えます。

Step6

フィードバック会議

プロジェクト竣工後に、今後の設計に反映すべき点などを幹部社員がまとめ、社員にフィードバックします。成功したところや反省点など、次のプロジェクトを今以上の完成度にするために意見交換を行い、レベルアップに取り組んでいます。

DX・BIM

業務効率化やイメージ共有が可能なBIMへの取組み・成果

弊社では、大手企業も導入し、今後業界の標準ツールとなりうる「BIM」に2016年より積極的に取り組み、成果を出せるようになりました。精度の高いシミュレーション、正確なイメージ共有が可能になり、作業面での業務効率化にも繋がっています。
今後も、「ArchiCAD」を中心にツインモーション、ライノセラス等を駆使し、良質な建築を創り出すことに注力してまいります。また、更なる設計監理の精度向上の為、構造・設備設計との連携や業界全体の未来に貢献すべく、BIMを活用してまいります。

CG・模型

コンピュータグラフィックスによる3Dパースは、内製化に取り組んで30年になり、今では、非常に精度の高いCGを提供できるようになりました。また、近年は模型に関しても力を入れ、専門のスタッフ採用により、緻密で精工な模型をクライアントに提供できるようにもなりました。
この2部門がイメージの共有に大きく寄与することとなり、魅力ある物件作品の創出を支えています。

精度の高いCGを作成、提供することにより、プレゼンテーションに説得力が増します。
また、繰り返し手を加えることで、クライアントに納得して頂ける物件作品の完成に繋がっていると感じています。

CGでは表現しきれない部分を補うためのツールとして、俯瞰してみることができる模型は、360度緻密に作り上げることを心がけることで、クライアントとの更なるイメージ共有に大きな効果を発揮しています。また、必要に応じて、縮尺1/1~1/10のディテール模型を作成することで、建築の精度向上にも寄与しています。