エディオンなんば本店

1 世紀を超え愛された跡地、保存と水都をキーワードにデザイン

賑わいの街・大阪ミナミの中心地にある旧精華小学校跡地が敷地で、大阪市のプロポーザル方式による事業提案型のプロジェクトであった。 事業コンセプトは、なんば駅(駅前広場)・戎橋筋・精華通りの接点となる施設の計画、動線を設けることによる街の活性化、地域性・歴史性を継承した建築計画とする等の要望であり、それらを切り口としてデザイン提案を行った。 建物の足元は、人々が行き交い、憩いや潤いを与えることで、新たな街の交流の場となり、周囲の活性化に寄与すると考え、ピロティ通路・広場・緑地・エントランスを適切に配置にした。 地域性・歴史性については、1 世紀を超え地域に愛された旧精華小学校のおもかげを残すべく計画。精華通り沿いのファザードをGRC 外壁材で旧精華小学校形状を復元。精華小学校の歴史を展示したメモリアルルームの設置、既存桜・石碑の保存等を行い小学校と地域との関わりを表現した。 また、「水都」をコンセプトキーワードに、メインファサードはガラスとアルミルーバーを用いて水の流れをイメージし、街の流れに置き換えて、周囲になじむデザインとした。

エディオンなんば本店

  • 地域:大阪市中央区
  • 延床面積:23,106.04m2
  • 竣工:2019年3月
  • 建物用途:商業施設
  • 構造:S造
  • 規模:地上9階
    地下1階