創造性を刺激、開放的で快適なシェアオフィス

大阪の中心部を東西に走る長堀通りに面するオフィスビルは、株式会社ヴィスが目指す「はたらく場所」を具現化し、新しい働き方を提案する場所として計画。 3階のシェアオフィス、4 ～9階のテナントオフィスの他にビルで働く人が共用で利用できる1・2階のラウンジエリアや会議室、ルーフトップの庭園など、ビルの中で目的や業務の内容により、働く場所を働く人自身が選択できるオフィスビルとして設計した。 長堀通りに面した外観は、ガラス面を各階の水平のスラブライン（小庇）で分節したシンプルですっきりとしたファサードとし、ビル内部のオフィスデザインと融和・協調している。また、外観の特徴でもある3 ～9階のオフィス専有エリア内に設けたテラスは、長堀通りを一望できるスペースで、各階ランダムに配置しファサードのアクセントとしている。オフィス内に自然通風を取り込み、仕事中の気分転換や打合せなど働く人のコミュニケーションスペースとして活用が可能。テラスを設けることでオフィスの専有床面積は減るが、開放的で自然を感じることができ、他のオフィスビルと差別化をはっている。 夜間はテラスの木天井が間接照明で浮かびあがり、長堀通りの新しい景観のひとつとなっている。 働く人が1日の大半を過ごすオフィスをより快適に、より過ごしやすい場所に、そして紡ぎあうことで新しい価値を生み出すことのできるオフィスビルになることを願う。