トップメッセージ
President’s Message
50周年を迎えて
代表取締役社長
50年前、政治・財閥・学閥等、何も持たないスタートは、「何とかなるかな」位の軽い思いしかありませんでした。しかし、創業者 竹田秀道の志は高く、“人々の生活の総てに関わりをもつ建築、未来を見つめ社会のニーズに応え、理解しあう仲間とともに建築を愛し、建築を通して文化の向上と発展に尽くしたいと考えます”という理念を掲げました。竹田が自室にこもり熟考の末に出来上がった、この理念に初めて触れた時、気持ちが向上し身が震える感動を感じたことを覚えています。「出来るかな…」とも思ったのも、正直な感想でした。
4人で始めた事務所が、現在270名近い集団となり、今日に至っています。竹田と私の出会いと巡り逢わせの妙が原点ではありますが、退職した数名の役員、故人を除けば、ほぼ現在の経営陣が培ってきたことの賜物であると思います。対外的にも多くの人に出会い、支えられ、所員との出会いも含め全てがうまくマッチングして今日を迎え、まさしく“運”そのものを感じざるを得ません。苦しい時もあり、色んな節目もあり、私たちの努力もありました。その積み重ねあっての現在だと思います。
私は自身に卓越した建築家の素養があるとは思っていない分、創業以来、人並み以上に寝る間も惜しんで頑張り、会社を支えていくという思いだけは持ち続けてきました。前を見、明日を見、世間を見、竹田設計の行き先だけを見つめてきたことは間違いありません。
集合住宅を中心にスタートし今日に至りますが、これも巡り逢わせの偶然からではありますが、50年の間において常に中心であり、超高層も100棟近く手がけ、今日の姿を顧みますと間違っていなかったと思うのです。
近年は幅を増やすべく、医療福祉・宿泊施設・中規模オフィス・スタジアム等の受注にも成果が出ています。これからの日本は少子高齢化、人口減少の道をたどることは間違いありませんが、その中においても質の高さが求められていくと思います。ここに集う所員も会社とともにさらなる高みを目指し、その価値を高めなければならないと思います。次の50年に向けては、後進の人たちに期待するところであります。
最後に、このことだけは付け加えさせていただきます。創業時、お世話になり、原点を支えてくださった住友信託銀行(現 三井住友信託銀行)の故人の方に、心よりの感謝と御礼を申し上げたいと思います。
Vice President’s Message
50年の感謝と共に
代表取締役副社長 阪井 惠一
設立から50年を迎えました。今は亡き竹田会長、和田東京事務所所長、金峰社長、私の4人、マンションの一室でスタートした事務所が大阪本社の他東京、名古屋、高松、福岡に拠点を持つ事務所に成長しました。これもひとえに御支援、御協力いただいた方々のお陰だと感謝申し上げます。
我々設計事務所は、自ら携わる業務をつくり出すことは出来ません。デベロッパー、銀行、仲介、ゼネコン、様々な方々のお世話になって今日に至りました。またこの間幹部をはじめとする所員の協力、努力あってこそだと思っています。
日本が人口減少、成熟社会を迎える中で設計事務所が果たせる役割は何かを考えるとともに、創業以来の理念である設計を通じて社会に貢献するということを再確認する次第です。今、設計するためのツールは進化し、AIによる設計に至ろうとしています。しかし人間が生活し活動する空間の設計は、この先も人間によって創造されていくものと考えています。社会に貢献する建築、量より質、選ばれる建築を目指し、所員一同頑張ってまいります。
最後に実務を離れて随分になりますが、50年の設計人生の中で一番の思い出は、30代終わりの頃、マリオ・ベリーニと一緒に仕事が出来たリゾナーレビブレクラブ小淵沢 音楽の森(現:星野リゾート)です。ミラノのベリーニ事務所での打ち合わせ、スタッフとの交流、現場監理での論争、イタリア人の建築に対する考え方全てが新鮮でした。今でも忘れられない思い出です。
今後とも弊社にご指導ご鞭撻のほど、宜しくお願いいたします。
Vice President’s Message
未来へ、建築の力
代表取締役副社長 大植 基義
アトリエおよび大手組織事務所を経験して、39年前にIAO竹田設計室へ入社。
関西での設計活動を経て、前所長和田さんの病により2001年東京事務所へ赴任。生活も出会いの領域も関西から首都圏へ。幸い私は東京の街と人が大好きである。
25年が過ぎ、東京の所員も約10倍となった。
お会いできていない方も含め、我々に興味を持ち設計の機会をいただいた方々には感謝の念に堪えない。
クライアントの満足感、魅力的な景観と空間の創出、自らと所員の納得感、を軸に活動してきた。
一緒に建築を創ってきた皆さま、ありがとうございます。
世界は平和と地球環境の維持に混迷している。
銀河鉄道999や青い地球の映像を想う。利他主義と寛容で人類の平和、成長、永続を願う。
建築は歴史と文化の発祥、継承の力がある。
日本の建築は世界観に呼応するデザイン、街並みでありたい。また、都市資産は一層、長寿命を必要としている。将来も同一ではなく、オリジナルをバランスさせた美しい景観を願う。
各事業所が切磋琢磨して建築を創る姿に将来性を感じる。
将来も、常に社会に誠実で多様性を理解できる事務所でありたい。
自らは今後も創り手の立場で時代に添いながら、質と奥へを主軸に建築を創りたい。
同業の方々とともに深化し、都市に貢献できれば幸いである。